オルカンとVYMの2軸で投資する理由:取り崩せない問題をVYMが解決してくれた

自分の投資はオルカンとVYMの2本柱でやっています。

「なぜ2つ?オルカン1本でいいじゃないか」という話をよく見かけます。

理論上はその通りです。でも自分には理由があってこの形にしています。その話をします。


VYMを買い始めたのは2019年

VYMを最初に買ったのは2019年の後半でした。旧NISAと特定口座を使って少しずつ買い始めました。

それまではインデックス投資一本でやってきたんですが、高配当ETFというものに興味を持ちました。株を持っているだけで定期的に分配金が入ってくる。その仕組みが単純に魅力的でした。

VYMはバンガード社の米国高配当株ETFです。米国の分配利回りの高い銘柄を広く集めたもので、分散が効いていながら分配金も狙えるという点が自分の方針に合っていました。


役割はシンプルに分けている

2軸の役割はシンプルです。

  • オルカン:長期の資産成長を狙う
  • VYM:分配金でキャッシュフローを作る

オルカンでじっくり資産を増やしながら、VYMで定期的に分配金収入を得る。それぞれ別の仕事をしてもらっている感じです。


実はここが一番大事な話

理論上は、オルカン1本の方が投資効率がいいのはわかっています。

分配金には税金がかかるし、再投資の手間もある。トータルリターンで見れば純粋なインデックス積立の方が有利という話は理解しています。

でも自分がVYMを持ち続けているのには、もっと別の理由があります。

取り崩しが、本当に難しい。

資産形成をずっとやってきて気づいたのですが、「貯めること」と「使うこと」は全然別のスキルです。積み立てるのは習慣になっているんですが、いざ「じゃあ使おう」となると、心情的にかなりきつい。せっかく増えてきた資産を自分で削っていく感覚が、思っている以上に難しいんですよ。

このままお金を貯め続けるだけが人生の正解とは思っていない。どこかで豊かに使わないといけない。でも取り崩しは難しい。

その矛盾をVYMが解決してくれました。


VYMの分配金は「使っていいお金」と決めた

2025年から、VYMの分配金の使い方のルールを変えました。

「VYMの分配金は自由に使っていい」

それまでは分配金をVYMに再投資していたんですが、2025年からは使うことにしました。自分のために使ってもいい、家族のために使ってもいい、浪費上等で使ってもいい。完全に自由です。

2025年の分配金は税引後で約60万円でした。月換算で5万円ほど。これが「使っていいお金」として毎年入ってくる。

これが思っている以上に心情的に楽でした。

分配金は「強制的に取り崩される」感じなんですよね。自分で売るわけじゃない、勝手に入ってくる。だから「使ってしまった」という罪悪感がない。これは資産の取り崩しが苦手な自分にとって、かなり大きいことでした。

投資が「ただ貯める行為」から「豊かに生きるための仕組み」に変わった感じがしています。


今後の方針

現在はVYMへの追加投資はほぼ止めていて、オルカンの積立だけを続けています。

なのでポートフォリオ全体に占めるVYMの比率は、今後じわじわ下がっていきます。オルカンが増えていく分だけ相対的に薄まっていく感じ。

でも別にそれでいいと思っています。VYMは十分な量が積み上がってきたので、あとはそこから出てくる分配金を使いながら、オルカンで資産を伸ばしていく。そのバランスが今の自分にはちょうど合っています。


オルカン1本じゃダメなのか

ダメではないです。むしろ純粋な資産最大化を目指すならオルカン1本の方が合理的です。

ただ、投資は理論だけじゃなくて、自分の心情に合っているかどうかも大事だと思っています。

取り崩しが苦手な自分には、VYMの分配金という「自動的に使えるお金の仕組み」が必要でした。これがないと、せっかく資産を積み上げても使えないまま終わる可能性がある。

理論的に最適じゃなくても、自分が続けられて、豊かに使える仕組みの方がいい。それが2軸を選んでいる理由です。


投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。

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