暴落が来たときに自分がやること:何回かの暴落から学んだこと
投資を20年続けていると、暴落を何度か経験します。
自分はリーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、コロナショック(2020年)と、大きな暴落を何回か経験しました。
それぞれで何をしたか、何を感じたか。
リーマンショック:とにかく続けるだけだった
前編・中編の記事で詳しく書きましたが、リーマンショックでは損益率が一時**-40.48%** まで悪化しました。
当時やったことは一つだけです。
毎月の積立を続けた。
それだけです。出口が見えなくても、いつかは良くなると思っていた。根拠は薄かったけれど、資本主義が続く限り株式市場は長期では戻ってくる、というシンプルな考えを信じていました。
というか信じるしかなかったわけですが、、
当時は投資額がそこまで大きくなかったのも、精神的なダメージを和らげてくれた気がします。数字の絶対値が小さければ、損益率がどれだけ悪くても現実感が薄い。これは経験してみてわかったことです。
東日本大震災:特に何もしなかった
2011年3月の東日本大震災後、株式市場は急落しました。
でも自分がやったことは、特に何もなかったです。
積立はそのまま継続。プラスマイナスの確認はしたと思いますが、それだけ。リーマンショックを経験していたので、震災後の下落はある意味慣れていた部分もあります。
コロナショック:チャンスが来たと思って動いた
2020年のコロナショックは、前の2回とは少し違いました。
**「積極的に買い増すタイミングが来た」**と感じました。
リーマンショックで-40%を経験し、それでも長期では回復することを経験で知っていた。だからコロナの急落を見て怖いとは思わなかった。むしろ「また安く買える」という感覚でした。
実際の2020年の記録を見るとこうなっています。

2月時点で損益率+90.13%だったのが、4月には**+50.69%** まで落ちました。それでも資産は約1,600万円。投資総額は毎月増えていて、積立と買い増しを続けていたのがわかります。
年末には+86.42%、資産2,330万円まで回復しています。
レジャーや外食費が減った分も積立に回しました。コロナが結果的にプラスに働いた、という感覚があります。
暴落のときにやること
3回の経験を踏まえて、自分が暴落時にやることをまとめると、こうなります。
① 情報から少し距離を置く
暴落が来るとSNSやニュースが騒がしくなります。「インデックス投資はもう終わり」「損切りしました」という声が増えてくる。
でも経験上、こういう声がピークになったあたりが底のことが多いです。その後しばらくすると、今度は誰も株の話をしなくなる。リーマン後の2〜3年がそんな感じでした。騒いでいる間は底ではなく、全員が無関心になったあたりが本当の回復前夜だったりします。
だから暴落中は情報を見すぎない。
これは断言できます、難易度は高いですが。
② すぐ動ける資金を用意しておく
暴落をチャンスと捉えて動くためには、使える現金が必要です。生活防衛資金と別に、「暴落時に追加投資できる余剰資金」があるかどうかで、暴落への向き合い方が変わります。
コロナのときに買い増しできたのも、余剰資金が積み上がっていたからです。
③ 積立は機械的に続ける仕組みを作る
毎月の積立は自動で設定してあるので、自分が意識しなくても動き続けます。「やめようかな」と考える余地がない仕組みにしておくことが大事です。
感情でやめてしまうと、ろくなことにはなりません。
暴落のときにやってはいけないこと
損切りはしない。
下がっているときに売るのは、安いところで確定させるだけです。長期投資においては損切りという概念はほぼ必要ないと思っています。
証券口座を頻繁に見ない。
口座を見るから、やるせない気持ちになる。見なければ気にならない。毎日見ても何も変わらないし、むしろ余計な判断をしたくなるだけです。
月1回の記録のタイミングだけ見る、ぐらいがちょうどいいです。
それすらも必要なかったと今では思ってますが。
結局、暴落はなるようにしかならん
3回経験してわかったのは、暴落はなるようにしかならないということです。
リーマンショックのときは-40%で初めての経験だった。コロナのときはむしろチャンスに感じた。同じような出来事でも、経験があるかどうかで全然違う受け取り方になります。
今後また暴落は来ます。それは確実です。でも長期で続けてきた人間には、それが「また来たか」という感覚になる。
この経験談が何かのお役に立てればいいですが。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。