関税ショック2025:20年投資してきた自分がやったこと

2025年4月、トランプ大統領が「解放の日」と称して相互関税を発表した。

日本には24%の関税。株式市場は急落し、日経平均は1日で3,800円超下落する場面もあった。ニュースもSNSも大騒ぎだった。

自分はそのとき、何をしていたか。

特に何もしなかった。


年初来-23.1%のドローダウン

月に一度、資産の集計をしています。

2025年4月1日時点の集計で、年初(1月1日)からのドローダウンが**-23.1%**になっていました。

数字だけ見るとなかなかの下落です。でもそこまで気にならなかった。

理由はシンプルで、前年(2024年)の水準と比べたらまだ全然下落ではないと思っていたからです。2024年は資産がかなり増えていた。その水準から見れば、-23%はあくまで「利益が減った」だけで、資産そのものが大きく毀損したわけではなかった。

コロナショックのときは損益率が一時+50%台まで落ちた(それでもプラスだった)けれど、あのときと似た感覚です。数字は動いているが、長期で見れば誤差の範囲内という感じ。


チャンスとも思わなかった

コロナのときは「安く買えるチャンスが来た」と思って積極的に買い増しをしました。

でも今回の関税ショックは、そこまでの感覚がなかった。

なぜか。

市場がそこまでパニックになっていないと感じたからです。コロナのときはもっと底が見えない恐怖感があった。でも関税ショックは、発表から数日でトランプ大統領が「90日間の猶予」を出して、市場が急反発した。

下落から回復までの期間が、昔より明らかに早くなっている。

リーマンショックのときは底を這うような時期が数年続いた。コロナは数ヶ月で回復した。そして関税ショックは数週間。市場参加者が増えて、情報も速くなって、こういう暴落の回復スピードも上がっているんだろうなと思います。

積立はそのまま継続。それだけです。


楽天ポイントで相場を観測するという方法

ここで自分の独自の話をします。

毎年1月1日前後に、楽天ポイントを100ポイント、楽天ポイントクラブのアクティブコースに投資します。

アクティブコースは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の基準価額に連動していて、株式70%・債券30%の構成で世界株式・債券に幅広く投資されています。

自分のポートフォリオとほぼ似た動きをするので、これがその年の相場の体温計になっているんです。

年末に全部精算して、また翌1月に100ポイント入れる。これを毎年繰り返しています。

何がいいかというと、100ポイントなので精神的ダメージがゼロ。

自分の実際の資産は、もう数字が大きすぎて下落率・下落額がリアルに感じすぎる。-5%が数百万円の減少になる。見るたびに無駄にざわざわしてしまう。

でも100ポイントの運用なら、年初来-10%になっても失ったのは10ポイント。感情が入らないので、冷静に相場を分析できる。

自分の基準として、年初来で**-7%くらいまで来たら買い増しを考えようかな**、という目安にしています。実際の資産が大きく動いていても、ポイントの数字で冷静に判断できる。これが意外と機能しています。


数字が大きくなると感情が邪魔をする

投資を長く続けていると、資産額が増えるにつれて、下落したときの金額の絶対値が大きくなります。

投資を始めたころは、-10%といっても数十万円の話だった。今は同じ-10%でも桁が違う。

金額が大きくなるほど、感情のコントロールが難しくなる。

これは投資を続けてきてわかったことです。資産が増えることは当然いいことなのですが、同時に相場の変動に対して冷静でいることが難しくなる。

楽天ポイントの100ポイント投資は、そういう感情のノイズを取り除くための、自分なりの工夫です。大げさな方法ではないけれど、これで相場の感覚をずっと維持できています。


まとめ

関税ショックで年初来-23%のドローダウンがあった。でもやったことは何もなし。積立を続けただけ。

長く投資を続けていると、暴落のたびに「またか」という感覚になってくる。それは慣れというより、経験から来る判断だと思っています。

今後も同じような暴落は必ずあります。そのたびに騒がず、淡々と続ける。それだけです。


投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。

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