インデックス投資 毎月いくら積み立てるべきか:20年の入金記録から答えます
「毎月いくら積み立てればいいですか?」
よく聞かれます。自分の20年の入金記録を公開しながら、答えを書きます。
結論:今出せる金額から始めてください
正解はありません。
でも強いて言うなら、今の生活を圧迫しない範囲で、できるだけ早く始めることです。
月3万円でも、月1万円でも、月5,000円でも。金額より「始めること」「続けること」の方がずっと大事です。
自分の20年の積立記録
実際の年間入金額を公開します。
| 年度 | 年間入金額 | 月換算 |
|---|---|---|
| 2008 | 350万円 | 約29万円 |
| 2009 | 116万円 | 約10万円 |
| 2010 | 75万円 | 約6万円 |
| 2011 | 36万円 | 約3万円 |
| 2012 | 36万円 | 約3万円 |
| 2013 | 36万円 | 約3万円 |
| 2014 | 36万円 | 約3万円 |
| 2015 | 48万円 | 約4万円 |
| 2016 | 54万円 | 約4.5万円 |
| 2017 | 54万円 | 約4.5万円 |
| 2018 | 57万円 | 約4.75万円 |
| 現在 | 180万円 | 約15万円 |
2011〜2014年の4年間、月3万円で固定されています。
最初に気合を入れすぎた
2008年の入金額は年間350万円、月換算で約29万円です。
投資を始めたてで気合が入っていました。でも翌年から急減しています。生活防衛資金との兼ね合いで、無理のある入金額だったのだと思います。
2011年からの月3万円は、当時の自分が「投資と生活防衛資金の両方を積み上げながら、無理なく続けられる金額」として落ち着いたラインです。
月3万円が4年間続いた意味
月3万円、年間36万円が4年間続きました。
これは失敗ではありません。この時期に生活防衛資金を着実に積み上げていました。生活防衛資金が600〜700万円の水準まで貯まってきたとき、「生活の方はかなり安心できる水準になった」という実感が生まれました。
そのタイミングで積立額を増やし始めたのが2015年です。
入金力を上げられた理由
2015年以降、積立額が増えていった背景には2つあります。
①生活防衛資金が貯まって余裕が生まれた
生活防衛資金が目標水準に達すると、毎月の余剰資金が投資に回せるようになります。守りが固まったから、攻めに回せた。
②「入金力を上げるほどリターンが上がる」という実感が伴ってきた
投資を続けていると、複利の力が実感できてきます。「これ、入金を増やせば増やすほどリターンが上がる」という感覚です。頭でわかっていたことが、数字を見ながら体で理解できる。この実感が入金力を上げる最大のモチベーションになりました。
「入金力がすべて」とよく言われます。それは事実です。でもその実感に辿り着くまでに、まず続ける期間が必要でした。
月5,000円でも意味がある、3つの理由
「毎月5,000円しか出せない」という人がいます。それでも始める意味は十分あります。
①投資に慣れるため
積立投資は「慣れる」ことが最初の関門です。口座を開く・設定する・毎月引き落とされる・残高が増減する。この一連の流れに慣れないと、入金額を上げることもできません。少額でも動かしながら慣れていくことが大事です。
②数字の変化を実感するため
資産が実際に動く様子を見て初めて、投資の実感が生まれます。頭で「複利は強い」と知っていても、自分の残高が増えていく様子を見た体感とは別物です。少額でも数字が動くことで、「続けよう」という気持ちが生まれてきます。
③少額のうちに暴落を経験するため
これが一番大事かもしれません。
暴落が来たとき、自分がどれだけ耐えられるかはやってみないとわかりません。 頭では「長期投資だから持ち続ければいい」とわかっていても、実際に資産が大きく減ると感情が動きます。
少額のうちに暴落を経験しておくと、自分のリスク許容度が確認できます。「これくらいのマイナスなら大丈夫」「これ以上減ると眠れなくなる」という感覚は、実体験を通じてしかわかりません。
大きな金額を投入してから初めて暴落を経験するより、少額のうちに経験を積んでおく方がずっといい。
まとめ:金額より「続けること」
自分の場合、月3万円の時期が4年間ありました。それでも続けた結果、今の資産があります。
「入金力がすべて」は本当のことです。でもその入金力を上げるためには、まず小さく始めて慣れることが必要でした。
今出せる金額で始めてください。慣れてきたら少しずつ増やす。生活防衛資金が貯まってきたら、さらに増やす。
毎月少しでも続けることで、人生は変わってきます。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品・制度を推奨するものではありません。