なぜオルカン一本に絞ったのか:投資信託を整理した話
投資信託って、気づくと増えていきます。
良さそうな商品が出るたびに少し買ってみる。気づいたら似たような商品を複数持っている。自分もそうでした。
2023年にオルカンに整理するまでの話を書きます。
なお、この記事では**eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)**を以後「オルカン」と表記します。
持っていた投資信託が増えていた
資産形成の中期ごろ、自分のポートフォリオにはこんな投資信託が並んでいました。
- eMAXIS Slim 先進国インデックス
- ニッセイ外国株式インデックス(NISA)
- その他、当時としては低コストだったインデックスファンド各種
投資を始めた2008年ごろは、今のような超低コストのインデックスファンドはまだ少なかった。時代とともに良い商品がどんどん出てきて、その都度「これはコストが低い」「これは使いやすそう」と積み立てを変更していってました。
当時としては低コストだったんですが、今と比べると信託報酬はまだ高い。それでも選択肢の中ではベターな商品でした。
管理が面倒になってきた
複数の投資信託を持つようになって、だんだん管理が煩雑になってきました。
「この商品は今いくらか」「どこで買ったか」「旧NISAのものか特定口座か」——商品が増えるほど把握する情報が増える。インデックス投資の良さは「シンプルにほったらかせること」のはずなのに、管理の手間が増えていく矛盾がありました。
本来、インデックス投資信託は売却せずに長期保有するのが前提です。でも整理しないと、このまま増え続けるだけ。
2023年1月、オルカンを初めて買った
自分のポートフォリオ記録にオルカンが初めて登場したのは2023年1月です。
それまでにもオルカンの存在は知っていましたが、「待望」という感じで、ちょうどこのタイミングで本格的に移行しようと決めました。
オルカンの何がいいか。
- 全世界株式を1本でカバーできる
- 信託報酬が激安(当時の他のファンドと比べても圧倒的に低い)
- これ1本持っていれば十分な分散
先進国インデックスや新興国インデックスを別々に持つ必要がない。新興国も込みで1本。シンプルの極致です。
売却して乗り換えた
移行の方法は、売却して乗り換えを主に実施しました。
現在も残りの投資信託を年末に売却して新NISAの成長投資枠へ移しています。
旧NISAで買い付けていた投資信託をオルカンに切り替えた形です。同時に新規の積み立てもオルカンで開始しました。
売却時の損益は基本的にプラスでした。長く持っていたので、どの商品も利益が出ていた状態での売却です。
「インデックス投資信託は売らない」が原則ですが、整理のための売却。信託報酬の低いオルカンに移行することで、長期的にはコスト差がメリットになると判断している部分もあります。
整理するほど、オルカン1本でいいと確信した
商品を整理していくにつれて、「これ、やっぱりオルカン1本でよかったじゃないか」という気持ちが強くなりました。
先進国インデックスも、ニッセイの外国株式も、結局やっていることはほぼ同じです。少しずつ違う商品を複数持つより、1本に集約した方がシンプルで管理もしやすい。
信託報酬も他と比べて圧倒的に安い。長期で持ち続けるほどこのコスト差が効いてきます。
今はオルカンとVYMの2本軸でメインで運用しています。投資信託はオルカン一択。これが今の自分の結論です。実際、2026年の投資方針も「オルカンを買うだけ」というシンプルなものに落ち着いています。
最初からオルカンがあれば良かった
振り返ると、2008年の投資開始時にオルカンがあれば最初からそれ一本でよかった。
でも当時はそういう商品がなかった。時代に合わせてベターな選択をしながら、今の形に落ち着いた。これも試行錯誤の歴史です。
これから投資を始める方は、最初からオルカン一択で全く問題ないと思います。インデックス投資そのものの考え方はこちらの記事にまとめています。
なお、余計なものを足すと失敗する、というのは身をもって経験しました。日本債券インデックスで30万円損した話もあわせてどうぞ。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。