インデックス投資を20年続けた結果【後編】:コロナショックと20年間の実績
中編では、リーマンショック後の底打ちからアベノミクスで初めてプラスになるまでをお話ししました。
2014年末に損益率+75.64%、資産が1,000万を超えたところで終わりました。
そこから2020年のコロナショックまで、投資的には特に大きな事件もなく積立を続けていた時期が続きます。
リーマンショックの翌年、ラスベガスに行った
少し時間を戻します。
リーマンショックの翌年(2009年)、会社の研修でアメリカに行くことになりました。
行き先がラスベガスでした。
世界的な金融危機の翌年にラスベガスって、どんな状況なんやろと思いながら行ったんですが、全然そんな雰囲気じゃなかった。カジノは普通に賑やかだし、街は明るいし、人は普通に笑って遊んでいる。「リーマンショック後とは思えない」という感じでした。
あれを見て、なんとなく確信しました。
資本主義は死なない。
どんな暴落が来ても人は経済活動をやめないし、企業は利益を追い続ける。株式市場は一時的にはボロボロになっても、長い目で見れば戻ってくる。ラスベガスの街がそれを体感させてくれた気がします。
この確信は、その後もずっと自分の投資の軸になりました。
2015年以降、積立を続けるだけの時期
2014年末に+75%台まで来てからも、積立はそのまま続けていました。
2015年のチャイナショック、2018年の米中貿易摩擦など、そのあいだにも暴落らしき場面はいくつかありました。でもリーマンや震災を経験したあとだと、「あー、また下がってるな」ぐらいの感覚で特に何もしなかった。
ただただ毎月積み立てて、記録をつけて、それだけ。
この時期に並行して始めたのがVYMへの投資です。高配当ETFですね。インデックスの積立で資産を増やしつつ、配当でキャッシュフローも作れないかと思って少しずつ買い始めました。旧NISAの枠を活用しながら、積立とVYMの両立という感じで進めていました。
コロナショックは「絶好の買い時」だった
そして2020年、コロナショックが来ました。
リーマンショックを経験していたので、迷いはなかったです。
「絶好の買い時が来た」
旧NISAを使ってVYMを大きく買い増ししました。あの判断は今でも正解だったと思っています。
リーマンショックのときに-40%になっても気にならなかった経験があったので、コロナの暴落はそこまで怖くなかった。むしろ「また安く買えるやん」という感覚でした。
ちなみにコロナ禍は在宅勤務で交通費や外食費が減ったので、その分を積立に回したりもしていました。結果的にコロナショックがプラスに働いた感じですね。
20年続けた結果
資産総額は、会社員の給料だけではまず届かないような金額まで来ました。
どこにでもいる会社員が、毎月コツコツ積み立て続けた結果です。特別なことは何もしていません。個別株への寄り道もせず、タイミングを計ることもせず、ただただ続けてきました。20年の積立をグラフにすると、その伸びがほぼ後半に集中しているのがよくわかります。
正直に言うと、途中で「もっと積極的に個別株やってたほうが良かったかな」と思った時期もあります。テスラとか半導体株とかが爆上がりしているのを横目で見ながら、「自分は地味やな」と思ったこともありました。
でも今になって思うのは、地味で良かったということです。
あのとき個別株に手を出していたら、たぶんどこかで大きくやらかしていたと思います。自分の性格的に、損切りとか銘柄入れ替えとか向いていないので。その後の暴落でも売らずに持ち続けられたのは、この地味さのおかげです。
これからは「使い方」のフェーズへ
これからも投資を続けることは変わりないですが、意識が少し変わってきました。
これまでは「いかに増やすか」ばかり考えていたんですが、そろそろ**「いかに使っていくか」**を考えるフェーズに入ってきた感じがしています。
増やすだけが投資じゃない、ということを最近よく考えます。人生のどこかで、ちゃんと使う。そのための準備を少しずつ始めているところです。
老後2000万円問題とかよく言われますが、投資を20年続けてきた自分としては「あんまりピンとこないな」というのが正直なところです。それより自分のペースで積み立て続けることのほうがよっぽど大事だと思っています。
このブログはその実録です。これからも淡々と続けていきます。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。