SBI証券のパスキーを1Passwordで作った|サブ口座の守り方を設計。ログインパスワードは無効にして、入口はパスキーだけ

証券口座・道具

楽天証券の次は、SBI証券とドコモSMTBネット銀行です。

SBI証券は、資産がほとんど入っていない、あまり使わないサブ口座です。なので、メインの楽天証券とは少し守り方を変えました。

ドコモSMTBネット銀行は、これまで何も手をつけていなかったので、パスキーを作るまでが、とにかくめんどくさかったです。

ドコモSMTBネット銀行は、旧・住信SBIネット銀行です。

つみたていぬ

紙のメモ、卒業。

この記事は、1Password導入記録の4本目です。メインの楽天証券をどう守ったかは、こちらに書いています。

この記事の目次

  1. 結論:サブ口座の守り方
  2. 前提:自分の作業環境
  3. SBI証券:ログイン通知がOFFだった
  4. パスワードの条件は、3社でバラバラ
  5. 電話番号認証は、毎回めんどくさかった
  6. パスキーを作って、ログインパスワードを無効にした
  7. もっとセキュリティを上げたい人へ:アプリのログイン制限と外国株の取引制限
  8. ドコモSMTBネット銀行:パスキーまでが長かった
  9. 楽天銀行より一歩進んでいた
  10. まとめ

1. 結論:サブ口座の守り方

決めたのは、この4つです。

どうしたか
ログイン方法パスキー。1Passwordにだけ紐づけた
ログインパスワード無効にした。パスキーだけで入る
ログインの知らせOFFだったので、Gmailに届くようにした
取引パスワード1Passwordに保存。もともとは紙のメモ

メインの楽天証券といちばん違うのは、取引パスワードです。

SBI証券の取引パスワードは、もともと紙に書いていました。少し複雑なので、取引のたびに紙を出して、探して、入力するのがめんどくさかったんです。

なので、SBI証券のほうは1Passwordに入れました。楽天証券は頭の中に残しているので、ここは違います。

SBI証券の取引パスワードは、紙のメモから1Passwordへ。


2. 前提:自分の作業環境

自分の作業環境はこうです。

  • パソコンはMac、ブラウザはChrome、スマホはiPhone
  • パスワードは1Passwordで管理しています。楽天銀行、Google、楽天証券は、前回までに済ませています
  • SBI証券は、ほとんど使っていないサブの証券口座です
  • 作業したのは、2026年10月30日です

自分はセキュリティの専門家ではありません。調べながら、1つずつやっている記録です。


3. SBI証券:ログイン通知がOFFだった

まず、ログインの知らせを見ました。楽天証券では、前からONにしていたものです。

SBI証券のEメール通知サービスの画面。ログイン通知サービスが「通知しない」になっている

「通知しない」でした。

ログインがあったら、登録したメールに知らせが来るサービスです。楽天証券ではやっていたのに、SBI証券ではやっていませんでした。すぐに「通知する」に変えました。

ログインの知らせは、入られないための守りではなく、入られたら気づくための守りです。サブ口座こそ、ふだん見ないので、知らせがないと気づけません。


4. パスワードの条件は、3社でバラバラ

SBI証券のログインパスワードの条件です。

SBI証券のパスワード設定のルール。10文字以上20文字以内、半角英字・半角数字・記号2種類以上をすべて使う。使える記号の一覧と、ユーザーネームや取引パスワードと重複しない、前回・前々回と異なる、スペース不可という条件

ここまでの3社で並べると、こうなります。

長さ文字の条件
楽天銀行8〜12桁使える記号は12種類
楽天証券8〜16桁文字の種類を2種類以上
SBI証券10〜20文字英字・数字・記号2種類以上を全部使う。記号は31種類

3社の中では、SBI証券がいちばん多くの条件を求めていて、作れる長さの上限も長いです。同じ「パスワード」でも、会社ごとにここまで違います。1Passwordで作るときは、長さと記号の設定を毎回合わせる必要があります。


5. 電話番号認証は、毎回めんどくさかった

SBI証券では、いつのまにか「電話番号認証サービス」が設定されていました。自分で設定したわけではありません。2025年に、スマホ認証を設定していない人には、SBI証券のほうで電話番号認証を付けるようになっていたようです。

SBI証券の画面。電話番号認証サービスが設定されているので、登録した電話番号から表示されたフリーダイヤルに電話してからログインするよう案内されている

登録した電話番号から、決まったフリーダイヤルに電話をかけてからでないと、ログインできない仕組みです。

固いのは確かです。ただ、ログインのたびに電話をかけるのが、めんどくさかった。

楽天証券の記事で、物理キーを使わなかったのも同じ理由です。セキュリティの頑丈さと、利便性は、トレードオフです。


6. パスキーを作って、ログインパスワードを無効にした

パスキーは、まだ作っていなかった

SBI証券は、パスキーをまだ作っていませんでした。

SBI証券のパスキー認証の項目。未設定になっている

パスキーを作るには、取引パスワードを入れて、メールで届く認証コードを入れます。

SBI証券のパスキー認証設定の画面。取引パスワードが間違って入力されています、という赤いメッセージが出ている。最大10個までパスキーを登録できると書かれている

1回目は、取引パスワードを間違えました。

頭の中で覚えているつもりのものを入れたら、違っていたんです。

なんでやと思って紙のメモを見たら、まったく別のパスワードでした。

こういう無駄な作業が、これからは1Passwordで1本化されるので、もうイライラしないんですよ。


SBI証券のパスキー認証設定の画面。登録済みのメールアドレスに認証コードを送った、と書かれていて、認証コードの入力欄がある(メールアドレスは消しています)

メールアドレスは消しています。

認証コードを入れると、1Passwordの保存の画面が出ます。楽天証券のときと同じで、1Passwordにパスキーを保存しました。

最後に、一度ログアウトして、パスキーで入り直しました。ちゃんと入れました。

パスキーを作っても、パスワードで入れるままだった

ここで、セキュリティ設定を見直しました。

SBI証券のセキュリティ設定。パスキー認証は設定済、ログインパスワード無効設定は未設定(パスワード利用可)になっている

パスキーは「設定済」。でも、その下は「未設定(パスワード利用可)」です。

SBI証券は、パスキーを作っただけでは、パスワードでも入れるままでした。

楽天証券は、パスキーを作ると、ふだんはパスキーでしか入れません。

ログインパスワード無効設定をONにした

「ログインパスワード無効設定」を開きました。

SBI証券のログインパスワード無効設定の画面。パスキーのみでログインできるよう設定できる、と書かれている。変更後の設定内容は「設定する(ログインパスワード利用不可)」

パスワードを無効にして、パスキーだけで入る設定です。対象は、画面の表示では全チャネルでした。スマホアプリや取引ツールのログインも、一緒に制限されます。これは7章で書きます。

「変更(パスキー認証)」を押すと、完了です。

SBI証券のログインパスワード無効設定の完了画面。無効設定後に端末に保存されたパスキーを削除すると、ログインができなくなる可能性がある、と赤字で注意が書かれている

これで、SBI証券に入る手段はパスキーだけになりました。パスワードを盗まれても、それだけでは入れません。

パスキーを消すと、入れなくなる

完了画面に、赤字で注意が出ています。この状態でパスキーを消すと、ログインできなくなる可能性がある、ということです。

パスキーは1Passwordに入れていて、MacとiPhoneのどちらからも使えます。片方をなくしても、もう片方から入れる想定です。ただし、1Passwordそのものに入れなくなったときは別です。

それでも入れなくなったときは、SBI証券のサポートに問い合わせることになります。手順は、SBI証券のページにまとまっています。

楽天証券と同じく、入口はパスキーだけにしました。

ほかの場所に、パスワードは残っていなかった

最後に、ほかの場所にSBI証券のパスワードが残っていないかも見ました。

  • Appleのパスワードアプリ:入っていなかった
  • Chrome(Googleパスワードマネージャー):入っていなかった

SBI証券の鍵は、1Passwordの中だけです。余計なパスワードが残っていない状態を確認できました。


7. もっとセキュリティを上げたい人へ:アプリのログイン制限と外国株の取引制限

SBI証券のセキュリティ設定には、ほかにも2つ、固くする方法があります。自分はどちらも、追加では設定していません。

アプリ・ツールのログイン制限

スマホアプリや取引ツールからのログインを止めておく設定です。

ログインパスワード無効設定をONにすると、この制限も自動でかかります。なので、自分の口座では、すでにかかっている状態です。

スマホアプリを使う人が多いと思うので、ここをやるかは人それぞれだと思います。

外国株の取引制限

外国株の売買を止めておく設定です。

2025年に増えた証券口座の乗っ取りでは、持っている株を売られて、そのお金で外国株を勝手に買われる被害が目立ったと報じられています。外国株を使わない人には、合理的な選択肢です。どの取引が止まるかは、設定する前に画面で確認してください。

自分は設定していません。ここも、自分の株取引の状況に合わせて、人それぞれだと思います。


8. ドコモSMTBネット銀行:パスキーまでが長かった

メインの銀行は楽天銀行です。ドコモSMTBネット銀行は、子どもの貯金を入れておくサブの口座で、ふだんはほとんどログインしません。この際、SBI関連ということで、一緒に対策しました。

  • SBI証券とつながる「SBIハイブリッド預金」も持っているが、残高は0円。SBI証券でお金を使うには、先に銀行の中で普通預金からハイブリッド預金へ振り替える必要がある。振り替えには、銀行へのログインとWEB取引パスワードが要る
  • これまで、セキュリティの設定には何も手をつけていなかった。本人確認もしていなかった

パスワードは6〜32文字

ドコモSMTBネット銀行のパスワード変更の画面。WEBログインパスワードとWEB取引パスワードの変更・再設定のボタンが並んでいる

WEBログインパスワードを変えました。

ドコモSMTBネット銀行のWEBログインパスワード変更の画面。新しいパスワードの欄に「WEBログインパスワードは6〜32文字です。」と赤く出ている

6〜32文字です。ここまでの中では、いちばん長く作れます。いいね!!

パスキーの前に、本人確認

パスワードを変えて入り直すと、パスキーの案内が出ました。

ドコモSMTBネット銀行の「より簡単で、安全なパスキーでログインしましょう」という画面。現時点ではiOS版Chromeではパスキーを登録できない、Safariでログインして登録してください、と書かれている

iPhoneのChromeでは登録できず、Safariで、という注意書きがあります。自分はMacのChromeだったので、そのまま「パスキーを登録」を押しました。

すると、こうなりました。

ドコモSMTBネット銀行の「ご本人さま確認が必要です」という画面。口座の不正譲渡対策のため、スマートフォンの銀行アプリで本人確認をする、審査完了後に再度手続きを、と書かれている

本人確認が必要でした。スマホの銀行アプリで、本人確認書類と顔写真を送ります。審査が終わってから、もう一度手続きです。

その場では、パスキーを作れませんでした。

Chromeが、古いパスワードを入れてくる

審査が終わって、もう一度ログインしようとしたら、入れませんでした。

ドコモSMTBネット銀行の「パスワードでログインする」という画面。WEBログインパスワードの欄に、自動で入力されたパスワードが伏せ字で入っている

パスワードの欄に、Chromeに保存されていた古いパスワードが、自動で入っていました。1Passwordではなく、Googleのパスワードマネージャーのほうです。

しかも、ログインに失敗すると、1Passwordが「既存のものをアップデート」と聞いてきます。ここで押すと、1Passwordに入っている新しいパスワードが、古いパスワードで上書きされます。

ここは押してはいけないところです。

Chrome側の古いパスワードを消したら、1Passwordの新しいパスワードが入って、普通にログインできました。そのあと、やっとパスキーまで作れました。

パスワード変更、本人確認、審査待ち、Chromeの罠。とにかくめんどくさかったです。そもそも、この口座で本人確認をしていなかったのが、長くなった原因です。


9. 楽天銀行より一歩進んでいた

めんどくさかったぶん、銀行どうしで比べると差が出ます。

パスキーパスワードの長さ
楽天銀行なし8〜12桁
ドコモSMTBネット銀行あり(本人確認つき)6〜32文字

楽天銀行には、パスキーがありませんでした。その話は、こちらに書いています。


まとめ

  • SBI証券も、楽天証券と同じく、ログインはパスキーだけにした
  • パスキーを作っただけでは、パスワードでも入れるまま。ログインパスワード無効設定でふさいだ
  • 取引パスワードは、紙のメモをやめて1Passwordに入れた
  • ログイン通知がOFFだったので、ONにした
  • Chromeに古いパスワードが残っていると、1Passwordの新しいパスワードを上書きする罠がある

楽天証券とSBI証券で、守り方はほとんど同じです。違うのは、取引パスワードを頭の中に置くか、1Passwordに入れるかだけでした。

1Password導入記録のこれまでの記事は、こちらに書いています。


出典

画面や条件は2026年10月時点のものです。

← 記事一覧に戻る