証券口座を開いた日のこと:最初の一歩は緊張した
投資を始めようと思ったとき、最初にやることは証券口座を開くことです。
自分が初めて口座を開いたのは、もう20年近く前のことです。当時の記憶と記録を振り返ってみます。
銀行に断って、自分で調べた
きっかけは銀行に投資を勧められたことでした。
窓口で「資産運用はいかがですか」と勧められたのですが、断りました。その話は別の記事に書いています。
ただ、断りはしたものの、「投資というものを自分でやってみようか」という気持ちが残りました。そこからしばらく、自分なりに調べる時間がありました。
調べていく中でわかったのが、対面の証券会社は手数料が高いということです。窓口で勧められる商品には、販売手数料が乗っている。それが当時からはっきりわかったので、ネット証券で開設しようと決めました。
開設したのはイートレード証券と楽天証券
最初に開いたのは楽天証券とイートレード証券(現在のSBI証券)の2つです。
なぜかその後マネックス証券も開設しました。理由はよく覚えていません。なんとなく、複数持っておこうという感じだったと思います。
当時はマイナンバー制度がまだなかったので、住民票などの書類を用意して郵送した記憶があります。今のようにスマホで完結するような手軽さはなかった。それでもネット証券は対面より手続きが簡単で、数日で口座が開きました。
最初に買ったものが、今と全然違う
記録を見ると、最初に購入したのはこのあたりです。
- 1306(TOPIX連動型上場投資信託・日本株インデックス)
- IVV(iShares Core S&P 500 ETF・米国株)
- EFA(iShares MSCI EAFE ETF・先進国株式)
- PRU海外株式(先進国株式の投資信託)
今のポートフォリオはオルカン(全世界株式)とVYM中心ですが、当時はETFと投資信託が混在していて、随分と違う構成でした。それでも方向性は同じで、最初からインデックス運用を軸にしていたんだなと、記録を見て思いました。
初めて買うときの、あの緊張感
今は何十万円をポチッとしても何も感じません。
でも最初に買ったとき、なぜかすごく緊張しました。金額はそれほど大きくなかったはずなのに、「買う」ボタンを押す前に少し手が止まった記憶があります。
約定画面を見て、「わあ、これが株式投資か」と無駄に興奮していました。厳密にはインデックスファンドなんですが、そんな細かいことはどうでもよくて、とにかく自分が投資家になった気がして、ひとりで興奮していました。
その感覚は今でもなんとなく覚えています。
価格が動くことに、慣れるまでが難しかった
口座を開いて最初に戸惑ったのは、「毎日価格が変わる」ということでした。
それまでの人生、お金といえば貯金口座だけでした。預けた100万円は、翌日も100万円です。減ることはない。
ところが投資を始めると、昨日100万円だったものが今日96万円になっている。
頭ではわかっていました。株価は毎日動くものだと。でも実際に自分のお金が減っているのを見たとき、どこか実感が持てなかった。損をしているというより、数字がふわふわと動いていて、それが自分のお金だという感覚がうまくつかめない。なんとも居心地の悪い感じでした。
貯金は増えることはあっても、勝手に減ることはない。でも投資は減る。この当たり前のことが、実際に体験してみるまでは本当の意味でわかっていなかった気がします。
慣れてしまえば何ともないんですが、最初のうちはこの「価格が動く」という感覚に慣れるだけで少し時間がかかりました。今から始める方は、この居心地の悪さは最初だけだと覚えておいてください。
最初の一歩は、誰でも緊張する
これを読んでいる方が、今まさに口座開設を迷っているとしたら。
緊張するのは普通です。自分も緊張しました。
でも、口座を開くだけなら何も損しません。お金を入れなければリスクはゼロです。口座を開く前に揃えておきたいインデックス投資に必要な道具も参考にしつつ、まず口座だけ開いて、少額から試してみる。それで十分です。あの頃の投資を始めたころの実態を振り返ると、本当に手探りでした。
あの日ポチッとしなければ、今のグラフはなかった。最初の一歩が、全部の始まりでした。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。