18万円、使い道が思いつきません。VYM分配金は考えている時間がいちばん楽しい
VYM・高配当9月末に、VYMの分配金が入ります。
金額はたぶん17万円くらい。これを自由に使っていい、というルールで2年ほどやっています。
なのに、欲しいものがありません。
贅沢な悩みやな。
この記事の目次
- まず、何を持っているか
- 8月中に使うのが、いちばんきれいなんです
- でも、欲しいものがありません
- 6月ぶんも、ほとんど残っています
- 使っていないのに、なぜか楽しい
- 「いつでも買える」と思うと、買わなくなる
- インデックスを取り崩すのとは、まったく違います
- だから自分には、この形が合っています
- ただし、為替をもろに受けます
- まとめ
1. まず、何を持っているか
VYMの話から入ったので、先に自分の持ち物を書いておきます。
20年やって、いまはこの2本に落ち着きました。
| 役割 | |
|---|---|
| eMAXIS Slim オールカントリー | 増やす |
| VYM(米国高配当ETF) | 使う |
最初からこの形だったわけではありません。投資を始めたころは13銘柄ありました。日本株、日本債券、外国リート、新興国。教科書どおりに分散したつもりが、管理できなくなっていったんですね。そのあたりは投資初期のポートフォリオを晒すとポートフォリオの大掃除に書きました。
VYMを買い始めたのは2019年です。取得額は約2,000万円、いまの評価額は約4,000万円。ここから年間60万円ほどの分配金が入ってきます。
オルカンで増やして、VYMから出てくるお金を使う。これが自分なりに行き着いた形です。
効率だけで言えば、オルカン1本のほうが有利です。それでもVYMを持っている理由はオルカン1本じゃなく、VYMも持ち続ける理由に書きました。この記事の8章でも、もう一度触れます。
2. 8月中に使うのが、いちばんきれいなんです
先に仕組みの話をします。
VYMの分配金は年4回、3月・6月・9月・12月に入ります。9月ぶんが口座に届くのは、9月末です。
一方、クレジットカードは使った翌月末に引き落とされます。
| 8月にカードで買う | 引き落としは9月末 |
| 9月末に分配金が入る | そのまま引き落としに充てられる |
先に使って、後から分配金で払う。これがいちばんきれいな消化の仕方です。
まっ、気分の問題ですけどね。
口座をどう分けているかは普通の会社員が1億になるまで、銀行口座はこの形でしたに書きました。
つまり、いま8月中に何か買えばいい。
3. でも、欲しいものがありません
その8月が、もう終わろうとしています。
何も買っていません。
考えていないわけではないんです。むしろ、けっこう考えました。それでも「これや」というものが出てこない。
去年までは、まだあったんですね。ひげ脱毛、ウルトラワイドモニター、革のカバン、子どものiPad。そういう「前から気になっていたけど、なんとなく後回しにしていたもの」の在庫がありました。
その在庫を、1年半で使い切ってしまった感じです。使い道の記録はVYM分配金の使い道を全部公開にまとめています。
いま欲しいものを挙げようとすると、こうなります。
服はいる。でも急ぎではない。カメラは持っていても使わないのが目に見えている。旅行はいいけれど、家族の予定が合わない。
どれも「別に今じゃなくていいな」で止まります。
4. 6月ぶんも、ほとんど残っています
正確に書くと、9月ぶんを待つ前に、すでに溜まっています。
6月に17万円が入りました。そこから3万円ほどは生活費に流れています。ただ、それ以外は手をつけていません。
直近4回を並べると、こうなります。
| 入金 | 金額 | 使い道 |
|---|---|---|
| 2025年12月 | 16万円 | ひげ脱毛・車検代 |
| 2026年3月 | 15万円 | 子供のiPad・無印のベッド |
| 2026年6月 | 17万円 | 3万円だけ生活費へ。残りは手つかず |
| 2026年9月 | 17万円くらい? | 未定 |
いま使っていないお金が、18万円ほど残っています。
ここに9月の17万円が乗ると、35万円です。
使う練習をしているはずが、在庫が増えています。
5. 使っていないのに、なぜか楽しい
ここが意外だったんですけど。
使えていないのだから、焦ってもいいはずなんですね。ルールを決めたのに守れていない、と。
そういう気持ちに、まったくなりません。
何に使おうかと考えている時間が、そこそこ楽しいんです。
- あれを買ってもいい
- 旅行に回してもいい
- なんなら生活費に充ててもいい
- 貯めておいてもいい
どれを選んでもいいし、選ばなくてもいい。その状態がいちばん気持ちいい。
自由に使えるお金って、いいですね。買うか買わないかは自分次第です。
考えるだけで、けっこう楽しい気持ちになれます。
貯めてから、一気に使ってもいいわけですしね。
しかも3ヶ月ごとに次が入ってきます。使い道を考えているうちに、次の分配金が近づいてくる。3ヶ月って、意外と短いんですね。
6. 「いつでも買える」と思うと、買わなくなる
なぜ買わないのか、答えは出ています。
いつでも買えると思うと、買わなくなるからです。
生活費のほうは、決まった額で回しています。だから何か買おうとすると、ブレーキがかかる。今月これを買ったら他が削られる、という計算が働くからです。
分配金は違います。使っていいお金が別にある。すると「いつでも買えるしな」という余裕が生まれて、買わないまま満足してしまう。
買える状態そのものが、満足を生んでいるんですね。
だから残るのは、本当に欲しいものだけです。結果として、あまり買わない。
そんなこと、ありえるんですね!
これは資産が増えたときの感覚とも似ています。その話は資産いくらから値段を気にせず買えるのかに書きました。
7. インデックスを取り崩すのとは、まったく違います
ここが、いちばん書きたかったところなんですが。
同じ「自分のお金を使う」なのに、感覚がまるで違います。
| 使えるか | |
|---|---|
| VYMの分配金 | 迷わず使える |
| オルカンを売って使う | できない |
投資資産は1億を超えています。それでも、売って使うことはできません。
やろうとすると、余計な声が入ってくるんですね。
いや、まだ上がるで
売ると決めたあとでも、これが囁いてくる。同じ金額でも、入ってきたお金なら使えて、持っているものを崩すのは躊躇する。
元本を減らすかどうかの違いだと思います。分配金は勝手に入ってくるので、使っても元本は減りません。売却は、持っているものが減る。
この話は新NISA出口戦略にも書きました。数字の上ではもう辞められるのに、資産を使う感覚だけが身についていない。
8. だから自分には、この形が合っています
VYMは効率のいい商品ではありません。分配金には税金がかかるので、そのぶん複利が削られます。理屈だけで言えば、オルカン1本のほうが有利です。
それでも持っている理由が、ここです。
使えるお金が、勝手に入ってくる。 売らなくていいので、心理的なハードルがない。
そして、これがあるからインデックスのほうを触らずに済んでいます。分配金で欲しいものは足りるので、オルカンを売る理由が発生しない。
分配金があることで、インデックスがますます続けやすくなっています。
効率を少し落とす代わりに、続けやすさを買っている。そういう位置づけです。
もしオルカン1本だけだったら、たぶんいまも何も使えていません。1億あっても取り崩せないので、ただ数字が増えるのを見ているだけになる。
その状態は、あまり健康的ではない気がします。
9. ただし、為替をもろに受けます
いい話ばかり書いたので、注意点も書いておきます。
VYMはアメリカのETFです。ドル建てなので、分配金の額は為替で動きます。
同じ株数を持っていても、円安なら受け取る円は増え、円高なら減ります。株価とは別に、もうひとつ変動する要素が乗っている。
いま「17万円くらい」と書いていますが、これは今のレートでの話です。円高に振れれば、当然その分は減ります。
デメリットはVYMのデメリットにまとめました。分配金の実績はVYM分配金、年間60万円の実績公開です。
10. まとめ
| 9月の分配金 | 17万円くらいの見込み |
| 未使用ぶん | 18万円ほど |
| 8月中に使うと | 9月末の引き落としに充てられる |
| いまの状態 | 欲しいものがなくて、使えていない |
| 気分 | 悪くない。考えている時間が楽しい |
このまま9月まで持ち越すことになりそうです。
たぶん、そのうち生活費に充てます。それでもいいと思っています。使い切ることが目的ではないので。
お金を使う練習を始めたときは、使えるようになるかどうかが問題でした。いまは、使えるけど使わない、という段階に来ています。
進歩なのか、ただ欲がなくなっただけなのかは、自分でも分かりません。
投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。